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インスリン注射はやめられる?

time 2017/04/20

インスリン注射はやめられる?

糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。
血糖値を調整するホルモンであるインスリンを膵臓が作れなくなるのが1型で、肥満や運動不足といった生活習慣が引き金で、インスリンが出にくくなったり効きにくくなったりするのが2型です。

わが国の糖尿病の9割以上が2型で、成人になってから発症する糖尿病は、ほぼ2型と考えていいでしょう。

2型糖尿病の治療には、飲み薬によって体内のインスリン分泌を促す方法や注射でインスリンを外部から補充する方法などがあります。一般に糖尿病が進んでくると、インスリン注射を選ぶことになります。

では、インスリン注射は一生止められないのか。
2型糖尿病では、必ずしもそんなことはありません。

一昔前まで、インスリン注射と言えば、飲み薬が完全に効かなくなってから最後の手段として使う事が多かったのですが、そうなると確かに一生止められないことが多いのですが、ここ最近では考え方が変わりつつあります。
早目に血糖値を安定させればインスリンを作る力の弱まった膵臓が、再び機能を回復するということが分かってきたからです。

現在は、糖尿病が比較的軽症の時から積極的にインスリンを使い、できるだけ早く血糖値を安定させる方法が主流となっています。
インスリン注射を勧められたからといって、必ずしも一生続けなければならないところまで病気が進んでいるとは限りません。

 

インスリン注射はやめるには生活に合った治療法を

インスリン注射や食事・運動療法などをきちんと行えば、血糖値が安定してきて、飲み薬に戻せる可能性が出てきます。その基準としては、経験的に切り替えが成功しやすいところで線引きをしている病院が多いでしょう。

具体的には、インスリンの使用量が1日17単位以下、HbA1cが6.5%以下、空腹時の血糖値が130mg/デシリットル以下というものです。
食事療法や運動療法を継続できそうかということも重視します。

インスリン注射を飲み薬に戻す方法は、それぞれの医師によって異なるでしょう。
例えば、注射を飲み薬に段階的に切り替えていく方法を取ります。
朝、昼、夜とインスリン注射をしている人なら、まず昼の注射を飲み薬に切り替えます。
それで血糖値コントロールができるようなら、次は夜の分を、最後に朝の分といった具合です。

糖尿病治療は自分の生活にあった方法を選ぶといいでしょう。
例えば、食事が楽しみで制限したくないという人は、逆にインスリン注射を続けるほうが生活の質が高まるでしょうし、一方で、会社勤めの人には、平日昼だけ注射を飲み薬にしたり、旅行中の注射が煩わしいひとには、その間だけ飲み薬に切り替えるといったアレンジ出来ます。

まず、早目にインスリン注射を始めて血糖値を安定させることです。
そうすれば、インスリンをやめるという選択肢も広がってくるでしょう。

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