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働き盛りに多い痛風

time 2017/04/20

働き盛りに多い痛風

ある日突然、足の親指のつけ根が赤く腫れ上がり、歩くのもままならないほどの激痛に襲われることがあれば、これは、痛風の代表的な症状です。

現在、患者数が60万人といわれる痛風。
その原因は、体内プリン体などからできる老廃物である尿酸で、通常は毎日生産され、ほとんどが腎臓から尿へ排泄されています。 しかし、なんらかの異常でうまく排泄されず増えすぎると、やがて尿酸は足の関節に流れて蓄積し、結晶を作ります。
それを異物と認識した体が、排除しようと防御反応が起こり、炎症や激痛を起こすのです。

正常な尿酸の血中濃度は4.0~7.0mg/デシリットルですが、健康診断で血中濃度が7.0mg/デシリットルを超えると高尿酸血症(痛風予備軍)と診断され、痛風になる確率が高まります。

この病気は、30代後半から50代の男性の発症率が高く、日頃から飲酒量が多い、肥満体質、過労や過度のストレスがある人などがかかりやすい傾向があります。
しかし、遺伝的の要因も強いので家族や親戚に痛風患者がいる場合は、特に注意した方がいいでしょう。

症状としては、足の親指の付け根にでることが一番多く、患者全体の約40%といわれています。また、くるぶし、アキレス腱、かかと、ひざ、手にでることもあります。
その痛みは骨折と間違えるほどの激しいもので、痛みのピークには自宅から出られず、仕事をすることが困難になる人も多いのです。

 

 

痛風は1年以上かけてじっくり治療

治療には、整形外科や内科、痛風専門外来に通うのが一般的です。
消炎鎮痛薬で痛みを取り除いた後、尿酸降下薬を服用し、2~3ヶ月かけて尿酸値を正常範囲に戻します。
薬で尿酸値が下がっても、関節に付着した結晶は簡単には消えないので、尿酸値が安定するまでは薬の服用を続け、2~3ヶ月に一回外来診察を受けることが望ましいでしょう。

日常生活では、適度な有酸素運動と栄養のバランスのよい食事を心がけ、塩分の取りすぎに注意する。そのほか、魚の干物、レバーなどの内臓、イカ、エビ、ラーメンスープなどプリン体を多く含む食品を多量に取らないことが重要です。

アルコール類は尿酸値を上げる作用があるので、ビールなら中ビン一本、日本酒なら一合と、適量を維持しましょう。「つい飲みすぎた… 」という翌日は、2リットル程度の水を飲んで尿からの尿酸排泄を促すようにしましょう。
また、尿をアルカリ化しておくために、野菜、海藻類などを多く取るといいでしょう。

痛風は、痛みが引いたり尿酸値がさがると、治療をやめてしまう人が少なくありません。
しかし、これは一過性の回復で、尿酸結晶を完全に排除しないと、必ず再発します。
再発を繰り返せば、痛みが長引いたり、発作の出る場所が複数になったりと悪化する傾向があるうえ、関節が変形したり、尿管結石や肝臓病、脳梗塞などの重い合併症を引き起こす可能性も高くなります。
一度かかったら、1~2年かけてじっくり治すというスタンスで病気と向き合うことが 肝心です。